当麻町3ノ西3
電話84-2902

画像 当麻の閑静な住宅街にあるパン屋さんです。きれいな黄色の外壁の一軒家に、小さな可愛らしい看板がかかっています。パン屋さんだと知らなかったら素通りしてしまうかもしれません。

 店主は、川﨑朋彦さん(41)と千晶さん(33)のご夫婦。自然の食材、地元の食材を意識したパン作りをしています。パンは全部で五十種類ほどあり、その時々で入れ替えながら作っているそうです。

 二人とも地元当麻町の出身。「当麻のことが大好き」と声を揃えます。そんな二人が特に力を入れてすすめるのが、「ライ麦パン」(二百十円)。

 「当麻はライ麦の産地なんですよ。でも地元の人でさえほとんど知らないんです」。町内では四軒ほどの農家がライ麦を栽培しているそうですが、「それをどうしても皆さんに知ってもらいたくて」と、地元愛にあふれる川﨑さん夫婦は話します。

画像 六種類ほど買って食べてみましたが、どれもシンプルで優しい味でした。おすすめの「ライ麦パン」は、見た目は重厚感たっぷり、でも食べると意外にも軽くて柔らかい食感。「生クリームあんぱん」(百五円)は、甘さ控えめの餡子と生クリームが入った一品。手土産用のお菓子としても喜ばれそうです。

 日・月・祝日が定休日。営業時間は午前十時~午後六時。

ケロコからひとこと

当麻においしいパン屋さんがあるという話を聞いていました。先日、ちょうど当麻に行ったので、探して行ってみました。

 住宅街で、一度行くとすぐに憶えられるけれど、最初は少しわかりにくいかも。でもおいしいパンのためですから、ぜひ探して行ってみて下さい。

地図 可愛い人形が置いてある入口。店内は決して広くはないのですが、よし、買うぞと気合が入ります。 すごい!と気に入ったのは、パンの種類。確かに最近はいろんな種類の変わったパンが多いけれど、なかなか気に入ったパンが見つからない。変わり過ぎが多い。その点、ここは優しくておいしいパンがいっぱいあります!

2007年10月23日号掲載