画像 旭川出身の写真家、谷口雅彦さんの作品展「光、彼方へ~Digital からの誘い~」がアートスペースカフェ・モケラモケラ(旭岡二)で開かれています。

 谷口さんは一九六七年(昭和四十二年)生まれ。九歳でカメラを購入し、写真を撮り始めました。八八年(昭和六十三年)から写真家の丹野章氏に師事。九二年、フリーに転向し、舞踏家やダンサーとのセッションによる作品など、多くの個性的な作品を発表しています。

 銀塩写真が中心だった谷口さんは、〇五年一月に起きた自身の交通事故によるリハビリ生活をきっかけに、コンパクトデジタルカメラの魅力を見い出します。今回の展示では、単なる記録としてのデジカメ撮影が、ひとりの写真家による表現へと移行する過程を、リハビリ中の日記など、言葉とともに展示します。

 三十日まで。午前十一時~午後六時(火・金は午後八時まで)。二十三日は休業。問い合わせはモケラモケラ(電話55―0054)へ。また、深川のアートホール東洲館(深川市一ノ九、経済センター二階)でも三十一日まで、谷口さんの写真展を開催しています。

 写真展期間中の二十五日、二十六日の両日、舞踊家・工藤丈輝さんの公演「ごうざらし」が同所で上演されます。

 工藤さんは一九六七年(昭和四十二年)東京生まれ。一九九五~九八年には前衛舞踏集団・山海塾に参加しました。現在はソロ活動をメインに世界各所で公演を行なっています。

 開演時間は二十五日が午後七時半から、二十六日が午後七時から。入場料は二千三百円(二十三日午後六時半から旭川市民文化会館で開かれるワークショップに参加する人は五百円引き)。問い合わせはモケラモケラへ。