市内三ノ六石黒ビルでバー「パイプのけむり」を経営する佐々木直文さん(66)が昨年十一月、(社)日本バーテンダー協会の準ミスター・バーテンダーに認定され一月二十七日、ロワジールホテル旭川で受賞伝達式が行われた。

同協会が規定する準ミスター・バーテンダーは、協会会員歴三十年以上で、役員歴などが二十年以上といった複数の条件を満たした上、バーテンダーとしての人格、識見、教養に優れた者に対して贈られる称号。佐々木さんは北海道で四人目の準ミスター・バーテンダーとして顕彰された。

佐々木さんは一九四一年(昭和十六年)室蘭市出身。六三年(同三十八年)、伊達市の「BARゴンドラ」に始まり、七〇年(同四十五年)には旭川の「クラブペルシャ」、八〇年(同五十五年)には「ホワイトホース」のカウンターに立ち、シェイカーを振るってきた。八二年(同五十七年)に「パイプのけむり」を開店、以来二十六年にわたって同店を営んでいる。同協会北海道地区本部の本部長も務めており、昨年十月には北海道社会貢献賞を受賞している。

あいさつに立った佐々木さんは「身に余る光栄です。今後も協会の一員として人格、識見、技能、教養を高め、この称号に恥じぬよう、社会に貢献していきたい」と抱負を語った。

式は、同協会北海道地区本部・旭川支部の新年交礼会と併せて開催された。準ミスター・バーテンダーの伝達式を前に、今津寛衆院議員や加藤礼一道議、東国幹道議らが次々にステージへ登壇し、佐々木さんにお祝いの言葉を贈った。