市内では初となるカーリングの体験施設が一日、市内豊岡三ノ一の東町小・光陽中共用グラウンドにある東部スケートリンク内にオープンした。この日は、東町小の児童がカーリングを初体験。リンクに歓声が広がった=写真。

カーリングは、氷上に描かれた円を目掛けて約二十キロの取っ手が付いたストーンを滑らせ、ストーンを円の中心により近づけたチームが得点を得るゲーム。氷上のチェスとも呼ばれている。

旭川市内には、これまで屋内外を問わずにカーリングのリンクはなく、初の試み。一月二十四日から圧雪して水を撒き、厚さ三センチのリンクが出来上がった。正規の長さは四十四・五メートル、幅は五メートルだが、東部リンクは長さは三十一メートル、幅は二メートルで、二回りほど小さなサイズ。しかし、円の大きさは正規のサイズで、貸出用のブラシは代用品だが、ストーンは公式用を使用している。

オープン日は、体育の授業でスケートを滑りにきた東町小六年生四十五人が初体験。一人ひとりが慣れない手つきでストーンを投げた。中には転倒する児童もいたが、円の中心にストーンが入ると、拍手と歓声が巻き起こっていた。児童のひとり、久保村幸佳さんは「ストーンが重くて、予想していたより投げるのが難しかったけど、楽しかった」と笑顔で話していた。

開設期間は二月二十九日まで。利用料は無料。用具も無料で貸し出される。問い合わせは東部スケートリンク(Tel35―3980)まで。