大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)は七月四日午後一時半から、「第十一回大雪山フォーラム」をサンアザレア(五ノ四)で開きます。

今回は「地球温暖化と国立公園」をテーマに、講演と参加者によるディスカッションが行われます。

講師は、北大大学院准教授の工藤岳さんです。工藤さんは長年、大雪山の高山帯で植物の開花時期の調査を続けてきました。全国の高山帯で開花時期は早まる傾向にあることが分っており、環境省も調査に乗り出しています。こうした調査の先駆者である工藤さんが、高山帯の植物環境と温暖化の関係について話します。

また、読売新聞釧路支局長の石原健治さんが「環境記者の国立公園見てある記」と題して報告します。石原さんは、知床世界遺産に詳しいほか、カナダやアメリカなど海外の国立公園も歩いてきました。その視点から、大雪山を語ります。

フォーラム後半では、参加者を交えてのディスカッションを行います。話題提供者は、風の便り工房の佐藤文彦さん、NPOねおす・大雪山自然学校の山口ちえさん、大雪と石狩の自然を守る会の関口隆嗣さんです。地元で活躍する三氏の報告をベースに活発な意見交換が期待できそうです。

参加無料。問い合わせは関口さん(TEL62―1243)へ。