語家柳家はん治の独演会落語家柳家はん治の独演会が二十一夜、高砂酒造(宮下通十七)の酒蔵で開かれた=写真。

落語好きの絵本作家、あべ弘士さんとその仲間達が、遅咲きのはん治を応援しようと、毎年この時期に開いている。

前座の柳家こんぶに続いて高座に上がったはん治は、古典の「らくだ」など三席を演じた。

会場の蔵は明治時代に建てられ、百年を生き抜いた漆喰塗りの建物。歯切れのいいはん治の噺とぴったりの雰囲気に、集まった二百五十人のお客は大満足だった。