破損した食器やグラス、ヘアブラシ、貝殻などを使って製作した高さ二メートルのクリスマスツリーがロワジールホテル旭川(七ノ六、金田幸二総支配人)のレストラン前に登場した。

 同ホテルでは、従来の使い捨て割り箸をやめ、洗い替えが効くエコ箸を昨年から導入するなど、環境に配慮したエコへの取り組みを実践している。また、物を大切に扱う気持ちを忘れないようにと、破損した備品類は捨てずに保管し、朝礼やミーティングの際に備品の取り扱いへの注意を再確認している。

 今回のツリーは、破損した備品を何とか蘇らせられないかとレストランスタッフらがアイデアを出して製作した。ツリー周辺のディスプレーや装飾も全て手作りだ。

 「皆が協力して勤務の合間を使いながら材料を取り付け、色を塗り、組み立てました。初の試みでしたが皆出来ばえに満足しています」と広報担当の佐々木恵美さん。ツリーは二十五日まで飾られ、二十五日以降はお正月飾りに変わるとのこと。もちろん手作りで挑戦するそうだ。