「ニュー北海ホテル」懐かしのメニュー復活

 旭川グランドホテルが、前身の「ニュー北海ホテル」で人気が高かったメニューベスト10を投票で選ぶ企画を実施中だ。

 一九五一年(昭和二十六年)に四ノ八で開業したニュー北海ホテルは「ホテルといえばニュー北海」と言われるほど市民からも親しまれていた。特に七一年(昭和四十六年)に五ノ六に新築移転し、〇四年に閉店した青い建物=写真=は、多くの市民の記憶に残っている。

 今年はニュー北海ホテル開業からプレ六十周年にあたり、その創業月の五月に人気メニューの復活を企画した。当時の和洋中の各レストランから「こぶし弁当」や伝統の「ナポリタン」、持ち帰りで人気だった「寿楽特製肉焼売」など二十品目をピックアップし、その中から客の投票でベスト10を選ぶ。選ばれたメニューは五月から「復刻版メニュー」として登場する。

 応募用紙はホテルのロビーやレストランなどに設置され、用紙にはエピソード記入欄が設けられている。寄せられたエピソードのなかから選考で、ホテルディナー券一万円分などを十人にプレゼントする。

 同ホテルの加納真営業推進室長は「心温まる思い出や楽しい思い出をどしどしお寄せください」と話している。