25日から3日間 お披露目価格 しょう油ラーメン300円で

 午後八時、店の暖簾と入口横に掲げたメニューのプレートが取り替えられます。三条通に面したパチンコ・トーエーの横、スタンドそばの店「そばそば」が、この時間から「やどかり食堂 呑ん器」に早がわり。

 「らーめん山頭火」のオーナー、畠中仁さん(58)が、常連客たちの「夜、酒を飲んだ後にラーメンが食べたい」という声に応え、加えて、店が営業していない時間帯を活用する“実験店舗”として、オープンしました。つまり「やどかり」で、午後八時から十二時頃まで開く食堂です。

 メニューは、“食の天才”畠中さんが開発した数々のスープの中から三種類、麺六種類を使い分けて創作したラーメンが中心。「塩」の山頭火、「しょう油」のあさめし前田(")・本舗。ならば、同店は「惣菜しょう油ラーメン」が売り。

 「旭川ラーメンと言えばしょう油じゃないの?」というお客さんの声に応えてスープの開発をしたことで「旨いしょう油のスープは、惣菜と相性が抜群という一つの答えが生まれた」と畠中さん。

 写真のレバニララーメン(八百五十円)は、レバーの衣とスープが絡まり絶妙な美味しさ。柔らかい食感もたまりません。レバニラとラーメンが互いに美味しくし合っている、そんな一杯です。

 その他にも、つけ麺や、飲んだ後のちょっと食べたい人にちびちびサイズのラーメンもあります。「おっ、これ、なんだ。う・ま・いぞー」と納得する新作メニューを日替わり、限定で提供します。

 二十五日から二十七日までの三日間、お披露目価格として、しょう油ラーメン三百円、つけ麺(しょう油)四百円で提供します。「宴会の後、十人で行くからなどと予約を入れてくれれば応じますよ」と畠中さん。

 新作メニューが続々デビューを控えている、遊び心いっぱいの「やどかり食堂」のオープンです。