小熊秀雄賞市民実行委員会が主催する「小熊秀雄を『しゃべり捲くれ』講座」が十二日夜、ときわ市民ホール(五ノ四)で開かれた。

 九回目の講師は、石川郁夫さん。旭川ゆかりの詩人・小熊秀雄の童話作品に焦点を当てて話した。

 石川さんは、昨年、同実行委員が発行した「飛ぶ橇文庫」の一冊、「小熊秀雄ものがたり」の執筆者。

 約三十人の参加者を前に、数ある童話を「奇妙な発想法」、「不幸な話、人生の痛々しさ」など五つに分類し、紹介をしたり朗読をしたりして、小熊童話の神髄に迫った。

 次回の「しゃべり捲くれ講座」は三月十六日午後六時半から、小峰久希さんを講師に開く予定。問い合わせは、実行委事務局の髙田さん(TEL61―2731)へ。