震災に遭った福島県いわき市の子どもたちを招待し、地元旭川の子どもたちとの交流を通して表現する「カムイ・パーカッションシンフォニー・コンサート」が十二日(金)午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれます。

 いわき市の子どもたちは三年前から市が実施している、パーカッション奏者の渡辺亮さんとともにパーカッションや舞台美術に取り組む事業に参加し、今春「OVO・NOVO(オーボ・ノーボ)」を結成しましたが、その直後に震災に遭いました。

 十五年にわたり「ジャズ・マンス・イン旭川」を企画運営してきた佐々木義生さんが中心となり、渡辺さんの参加も得て、オーボノーボの子どもたち二十四人と、募集した地元の子どもたち二十五人が、パーカッションと舞台を飾る絵で構成するコンサートを企画しました。

 いわき市の子どもたちは七日に来旭し、旭山動物園や博物館などを見学後、十日と十一日に地元の子どもたちと一緒にワークショップに参加する予定です。

 コンサートのチケットは一般千五百円、学生千円。クリスタルホール売店で販売していますが、当日直接会場に行ってもOKです。

 問い合わせは、オーボ・ノーボ実行委員会事務局(佐々木さん、TEL・FAX22―3567)まで。