大雪山講座「ひぐま大学」が今月からスタートする第三十二期生を募集しています。

 ひぐま大学は、大雪山国立公園の山や森、川などを主なフィールドに四季を通じて実施する、二年サイクルの市民のための自然観察講座です。

 自然保護の活動を続けている市民グループ、大雪と石狩の自然を考える会(寺島一男代表)が運営しています。開講から三十一年、受講者は延べ千八百九十人を超えています。

 登山を主体にしたヌプリ(アイヌ語で山)コースと、山麓をトレッキングするニタイ(同・森)コースがあって、体力や興味に応じて選ぶことができます。どちらも、フィールド講座の前に室内セミナーを受講します。

 今期の講座の一部を紹介すると――

 第一講座は六月二十四日(日)。ヌプリコースは、美瑛岳(二千五十二㍍)の登山。ニタイコースは雲の平(千四百三十㍍)のお花畑。

 第四講座は九月九日(日)。ヌプリコースは永山岳(二千四十六㍍)の登山。ニタイコースは沼ノ平(千四百三十㍍)の高層湿原と黄葉。

 十月には一泊の修学旅行もあります。高校生以上が対象で、定員は三十人。定員になり次第締め切ります。申込金(テキスト代や運営経費など)が五千円必要です。各フィールド講座の参加費(交通費・保険料)は、おおむね一講座五千五百円です。

 五月十三日(日)午後一時から、ときわ市民ホールで入学式を開きます。申し込み用紙は、秀岳荘旭川店(忠和五ノ四)、山工房(東六ノ一)に置いてあります。問い合わせは、渡辺さん(TEL61―3355)へ。