中小企業家同友会道北あさひかわ支部(支部長・渡辺直行カンディハウス会長、加盟六百五十社)が、来春四月に行う米国東海岸研修旅行の参加者を募集中だ。
大きな目的は、①先進国でありながら、例外的に人口が増え続ける米国の戦略を学ぶ、②デザイン芸術のメッカ、ニューヨークで情緒的価値の大切さを学ぶ、③米国の企業や団体との交流を深めて市場としての米国東海岸を考察する、の三つ。
四月二十二日(水)に旭川を出発、成田経由で渡米し、ワシントンDC、フィラデルフィア、ニューヨークなどを巡って三十日に帰旭する、九日間の旅。
ツアーの特色の一つに、建築と文化施設の視察がある。ペンシルベニア州の山中にある落水荘とニューヨーク州のグッケンハイム美術館でフランク・ロイド・ライト(一八六七―一九五九)の世界を学ぶ。
そのほかにも、二〇〇一年の同時多発テロで崩壊したワールドトレードセンター跡地で進む再開発計画の現場も訪れる。また、ニューヨークでは、現地で活動する「北海道ゆかりの会」の会員との交流会も開催することになっている。
同支部は創設から四十周年の今年二月、三十二人が参加して米国西海岸への研修旅行を実施。今回の研修ツアーは、その参加者からの強い要望を受けての企画だ。
対象は会員企業。同支部の粟田和成幹事長(クローバーシステム社長)は、「日本の近未来をアメリカに見る研修旅行です。建築のほかにも米国の文化や社会現象を肌で感じて経営に活かしたい。同友会の仲間に加わって一緒に米国に行きましょう」と呼び掛けている。
食事や懇親会、観劇などの費用(約六万円)を除く参加費は、三十五万円。定員は三十人。今月二十日が締め切りとのこと。問い合わせは、北海道中小企業家同友会道北あさひかわ支部事務局(五ノ八、℡29―6663)へ。