飲食店「ラバーソウル」(四ノ七)を営む久保村正規さん(60)が十八日、六十歳の還暦を記念して、三百回目の献血をした。

 久保村さんが献血を始めたのは、今から約四十年前。所属していた草野球チームのメンバーに、北海道赤十字血液センターに勤務する選手がいて、誘われたのが切っ掛け。二十歳代は、一年に三、四回のペースだったが三十四歳の時に全血献血(二百㍉、四百㍉)から成分献血に切り替えて、六十歳の還暦まで定期的に献血を続けようと誓った。

 二年前に二百八十回を超えていることを認識し、六十歳の誕生日の三百回目を目指した。

 同血液センター旭川事業所(イオンモール旭川駅前四階)の高橋勝幸所長は「年齢的にいっても三百回は多いです。いつもご協力いただいて感謝しています」と話す。

 久保村さんは骨髄バンクにも登録していて、五十二歳の時に骨髄移植のドナーになった。「健康であることに感謝しています。お金のかからないボランティア。自分のためにやっているだけですから」と笑顔で話す。今後も健康な限り、続けていくと決めている。