社会福祉法人はばたき(荒川繁雄理事長)の事業所スリーエフと旭川ケナフの会(大城幸子代表)が八日、同事業所の敷地内に三百本のケナフを植樹した。

 ケナフは、アオイ科ハイビスカス属の植物で、熱帯性の一年草。主として繊維に用いられる。生育が早く、栽培が比較的簡単なことから、環境教育に使う学校もある。

 同事業所では、七年前から旭川ケナフの会の協力のもと、利用者の授産活動として植樹を行ってきた。今年も会員十四人が事業所を訪れ、五人の利用者と共に植樹を行った。夏に黄色の花を咲かせ、秋には茎の部分を収穫し、翌年に炭にして販売する予定だ。

 旭川ケナフの会は、活動を始めて十三年目となる今年で解散することが決まっており、最後の植樹となった。最後の挨拶で荒川理事長は「七年間続いた行事ですが、無くなることは残念です」と話し、旭川ケナフの会の解散を惜しんでいた。