三浦綾子記念文学館を拠点に活動する朗読友の会「綾の会」(福田洋子代表)の朗読フェスティバルが十日(土)、十一日(日)の二日間、同館(神楽七ノ八)で開かれます。

 三浦作品でなくても、小説の一説や詩、童話など、会員それぞれが好きな作品を朗読するフェスティバルです。十八人の朗読者と作品は次の通り。

 十日=太田みどり・小泉八雲『和解』、澤田佑子・吉野せい『洟をたらした神』、坂口良彬・三浦綾子『したきりすずめのクリスマス』、五十嵐憲子・神沢利子『おばあさんになるなんて』、久保田萬里子・大佛次郎『猫のいる日々』、吉田裕子・谷崎潤一郎『刺青』、佐々木好江・加藤多一『馬を洗って』、福田洋子・三浦綾子『泉への招待』、中辻明・太宰治『カチカチ山』

 十一日=中村治代・三浦綾子『道ありき』、弦木恵美子・小林良介『夫の願い』、原田久美子・三浦綾子『藍色の便箋』、加藤キヨ・芥川龍之介『蜜柑』、西朋子・宮沢賢治『よだかの星』、平泉美智子・佐川亜紀『詩集 押し花』ほか、菅野浩・三浦光世『妻と共に生きる』、袖山基子・夏目漱石『夢十夜』、穴水重雄・宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話』

 両日とも午後一時から、終了は十日が午後四時まで、十一日が午後四時半までの予定。一人十五分ほどの朗読です。

 会の途中にリラクゼーションタイムとして、一日目が中野映里さんのフルートと山本朝香さんのギター、二日目が鹿野誠一さんのギターの演奏があります。

 参加は無料ですが、入館料が必要です。大人五百円、高校生・大学生三百円、小中学生百円。毎週土曜日は高校生以下は無料です。

 問い合わせは、同館(TEL69―2626)の小泉さんへ。