道北の豊富町で酪農業を営む久世薫嗣さん一家の生き方を中心に、「核のゴミ=高レベル放射性廃棄物」の処分場について考えるドキュメンタリー映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」の上映会が二十七日(土)、サン・アザレア(六ノ四、旭川建設労働者福祉センター)で行われます。市民グループ、チーム「今だから」の主催。

 久世さんが暮す豊富町は、核のゴミの地層処分の研究施設がある幌延町の隣町です。国は、人間が近づけば数分で死ぬという核のゴミの処分場を国内のどこかに造成する必要に迫られています。幌延町は、その有力な候補地になる可能性があります。

 久世さん一家、そしてもう一つの研究施設がある岐阜県東濃地域、世界初の地下処分施設「オンカロ」を建設中のフィンランド、原子力大国・フランスの処分計画地・ビュールを巡り、私たちが学ぶべきは何かを考えます。監督は、「福島 六ケ所 未来への伝言」(二〇一三年)の島田恵。

 上映は、午前十時、午後二時、午後七時の三回。前売りチケットは千円(当日千二百円)。大学生・障がい者五百円。高校生以下無料。チケットは、こども冨貴堂(七条買物公園・TEL25―3169)で扱っています。