旭川に公立「ものづくり大学」の開設を目指す市民の会(伊藤友一会長)の二〇一七年度の総会と記念シンポジウムが六月六日(火)午後六時から、ときわ市民ホール(市内五ノ四)四階多目的ホールで開かれます。

 東海大学旭川キャンパスの閉鎖を受けて二〇一一年にスタートした活動は、旭川市を動かし、現在、私立の旭川大学を公立化する可能性を審議する「有識者懇談会」が議論を深めています。

 総会では、前年度の活動を総括しながら、有識者懇の委員を務めている伊藤会長が、議論の進捗状況を報告する予定です。

 また、総会終了後、記念シンポジウムとして有識者懇の委員の一人、前帯広畜産大学学長で、現在は公益財団法人とかち財団理事長を務める長澤秀行さんと、同じく有識者懇の委員で市民の会副会長・渡辺直行カンディハウス会長とのトークセッション「旭川大学の公立化について考える」が行れます。

 長澤さんは旭川出身で、大学運営に長く携わった経験をもとに地域と大学の関わりや人材育成の観点からの大学像を、渡辺さんは旭川の基幹産業の家具業界だけでなく、広くデザインの視点から目指すべき大学について語り合います。進行は、FMりべーるのパーソナリティ、マダム・ケロコさんです。

 記念シンポジウムの参加費は五百円、会員でなくても参加できます。問い合わせは、市民の会事務局(TEL56―2319)へ。