髙砂酒造(宮下十七)と宇治園(札幌)、札幌シーフーズ(札幌)の三社が共同開発した洋菓子「国士無双カタラーナ」の販売が六月六日から始まった。

 「カタラーナ」はスペイン・カタルーニャ地方が発祥とされる、冷たいカスタードの上にパリパリしたカラメルがのった洋菓子。三社が初めてコラボレーションした新商品は、カスタードに髙砂酒造の酒粕を混ぜ、カラメル部分に宇治園のお茶を使用、札幌シーフーズが和風のカタラーナとして仕上げた。

 昨年七月に構想が始まり、約一年をかけて商品化にこぎつけた。開発を担当した札幌シーフーズの吉田将寛営業部長は「酒粕と茶のどちらも個性が強く、着地点を見つけるのに苦労しました。最終的に最大限二つの個性を損なわずバランスの取れた味わいに仕上げることができました」と自信をのぞかせた。

 「国士無双カタラーナ抹茶味」と「同ほうじ茶味」の二種類。いずれも百五十㌘千円(税別)。髙砂酒造の直売店(宮下通十七)、KITTA(札幌)、宇治園(札幌)で販売される他、電話による通信販売も行う。