日本国憲法が施行されて七十年になるのを記念して、札幌弁護士会と北海道弁護士会連合会が道内の中学生と高校生を対象に、「憲法作文コンクール」を実施します。

 権力を監視し、平和と私たちの人権を守って来た憲法について、明日の主権者である中高生がどのように考えているか、憲法は暮らしの中でどのように働いているか、その思いを書いてもらうコンクールです。

 作文のテーマは、①「私にとっての表現の自由」と、②「民主主義と選挙」の二つの中から選びます。題名は自由につけてください。

 ①憲法は「表現の自由」を保障しています。表現の自由とは、どのようなものでしょう? 表現の自由を侵害されたと感じたことはありますか? あなたが思う表現の自由、あなたが体験した表現の自由について教えてください。
 ②十八歳選挙権が実現して一年が経ちました。あなたが投票するとしたら、誰に投票するかはどのように決めますか? 政党? 人柄? それともイメージ? 誰に投票しても同じ、投票に行っても何も変わらないと思っている人や、民主主義=多数決だと思っている人がいるかもしれません。そもそも「民主主義」って何でしょう。あなたは民主主義を実感したことはありますか? 民主主義や選挙について、思うことを自由に書いてください。

 原稿は、四百字詰め原稿用紙三枚(千二百字)程度。縦書き、横書き、手書き、ワープロ書き、いずれでもOK。

 提出は、〒060―0001 札幌市中央区北一条西十丁目 札幌弁護士会館七階 札幌弁護士会「憲法作文コンクール係」まで郵送すること。八月三十一日必着。

 同弁護士会憲法委員会が審査し、最優秀賞(図書カード一万円分)一点ほか、優秀賞、特別賞を表彰します。発表は本人に通知し、同弁護士会のホームページで。

 問い合わせは、札幌弁護士会(TEL011―281―2428)まで。