冨田美穂「牛作品展」が十七日から、深川市経済センター(一条九番十九号・JR深川駅隣)二階のアートホール東洲館で開かれています。

 冨田は一九七九年、東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画コースを卒業。学生時代に士幌町の酪農家でアルバイトをしたのがきっかけで、牛の絵を描くようになりました。現在は小清水町に住んで、酪農ヘルパーの仕事をしながら、牛をテーマにしたダイナミックな木版画を中心に制作活動を続けています。

 冨田の作品は、中標津町の佐伯農場が開設している版画美術館に常設展示されています。絵本に『お母さん牛からのおくりもの』(松岩達・著、冨田美穂・絵、二〇一四年・北海道新聞社)があります。

 深川での作品展は二〇一二年以来二回目。「701全身図」(二〇一八年・一八二×二七三㌢)のほか、牛をテーマにした新作の木版画などを展示します。

 三十一日まで。問い合わせはアートホール東洲館(TEL0164―26―0026)へ。