旭川信用金庫(原田直彦理事長)が、地元の創業間もない事業者を応援する「第四回旭川しんきん創業アワード」の最終プレゼンテーションの審査が十一月二十三日、イオンモール旭川駅前イオンホール(宮下通七)で行われ、最優秀賞を含む三賞の受賞者が決まった。

 地域での事業にチャレンジし、他の模範となる創業間もない事業者が対象。第一次書面審査には八事業者から応募があり、この日、書類選考を通過した六事業者による最終プレゼンが行われた。

 最終審査は、各事業者のプレゼンテーションと質疑応答から、原田理事長を含む六人の審査員が「事業内容の新規性・革新性」「事業の成長性、将来性」「地域経済の活性化への貢献」の三点を基準に選考。最優秀賞・優秀賞・応援賞の三賞を決定した。

 最優秀賞を受賞したのは、「ゲストハウスを活かした大雪山系登山の拠点づくりとそれに付随するまちづくり」をコンセプトとした、層雲峡ホステル(志水陽平代表・二〇一八年創業)。見事最優秀賞に輝いた志水代表は「地方で事業をすると、地域とのつながりが密になり、地域の人に助けていただく部分が多いです。いま、人と人とが繋がることができるこの仕事がとても面白いです。お世話になっている方々へ、この受賞を報告することができて嬉しいです」と話した。

 優秀賞に合同会社発達支援室(高木陽出代表社員)、応援賞に有限会社TKD(北口真理子社長)が選ばれた。