新型コロナウイルス感染症が観光に及ぼしている影響を調査するため、公明党の佐藤英道衆議(道比例区選出)と寺島信寿道議、公明党旭川市議団(室井安雄会長)らが七月二十三日、層雲峡観光協会(西野目信雄会長)と意見交換した。

 層雲峡ホテル大雪で行われた意見交換会では、同協会から現状についての報告があった。前年度対比の宿泊数は五月が一・七%、六月が一二・三%。客室稼働率は前年は約七〇%だったが、今年は五月四・四%、六月一二・三%と大幅減。どうみん割が実施された七月は幾分盛り返したが、インバウンドは全く期待できない状況だ。

 西野目会長は、「こうした現状でもホテルや旅館の存続と雇用の維持に努力してきた。国内観光客誘致のため『層雲峡スタイル 安心宣言』を温泉郷が一体となり取り組んでいる」と説明。GoToキャンペーンに対する国への期待や道、旭川市への要望が出された。

 佐藤衆議は「皆さんのご意見やご要望を、それぞれの政治の場で実現していく努力をする」と答えた。