旭山動物園(田村哲也園長)と旭川電気軌道(河西利記社長)が共同で製作するラッピングバス「旭山どうぶつえん号」の三代目が完成し、四月二十五日、同園正門駐車場でお披露目会が開かれた。
同バスは、二〇〇七~一四年に初代のモデルが運行。二〇年から二代目となる二台が運行している。ラッピングのデザインはこれまで同様、よつば舎のあべみちこさんが手がけた。
今回は、緑豊かな自然の中に、レッサーパンダやエゾモモンガ、マヌルネコ、シマエナガなどが描かれたデザイン。あべさんは「動物の顔が描かれた反対側の面にはおしりを描いているなど、前からだけでなく、横や後ろの全ての面を見たくなるようなデザインになっています。このバスを見かけたら、にっこりやさしい気持ちになって、動物園に思いを寄せてくれたら」と語る。
加えて、車内に設置されたデジタルサイネージでは、動物園の動画やあべさんのイラストが見られるなど、乗っても楽しい仕様になっている。
お披露目会には、のなか認定こども園の園児二十五人と保護者らも参加。一緒に写真を撮ったり座席に座ったりなど、一足早く新しいバスに触れて楽しんだ。中島衣都ちゃん(5)は「シマエナガがかわいかった」と笑顔を見せた。
また、質疑・応答の時間には、「(デザインの)ポイントは?」「レッサーパンダが好き」「バスはどうやってつくっているの?」など、園児からの質問や感想に対し、あべさんらが丁寧に答えた。
田村園長は「乗っても楽しく、たくさんの笑顔を届けてくれるラッピングバスになっています。あべさんのほっこりするデザインとともに、旭山動物園を楽しんでいただき、帰りもまたこのバスに乗って、たくさんのいい思い出を作ってもらいたい。観光客の方だけでなく、ぜひマイカーを持つ市民の皆さんにも、一度でいいので『旭山どうぶつえん号』を利用して動物園に来ていただけたら」と呼びかけた。
三代目のバスは二十六日から、既存の二台とともにJR旭川駅と旭山動物園を結ぶ路線のほか、市内各路線を走っている。旭山動物園路線では、一日六往復ほど運行するという。(東寛樹)





