画像 一九六九年(昭和四十四年)に発足し、四十年近い歴史を誇る書道サークル(高桑勝会長)。現在は三十代から八十代までの十七人が、毎週木曜日に公民館で研鑚に励んでいる。指導はスタート当初から元公民館職員の佐藤淳一さん(72)が担当。楷書から篆書(てんしょ)、甲骨文まで幅広い書の世界を究めている。

 十一月に開かれる年に一度の文化祭への出品が活動のメイン。取材した日は完成した作品の表装中で、同じ文化祭に出品される子ども書道教室の作品を飾る準備作業を行っていた。メンバーたちは高桑会長を中心に、作品を乾燥させて大きさを切りそろえる作業などを手際よく進めていた。

 メンバー最古参で三十年近いキャリアを持つ横堀富子さん(80)は「ここに集うのは本当に書道が好きな人たち。交流が深まります。趣味だけでなく、会社員時代にも、賞状や式次第、一文字を書くのはいつも私の担当。書道の腕は仕事でも役立ちました」と話していた。

 東旭川公民館文化祭は、作品展示が十一月二日から四日の午前九時から午後五時(四日は四時)まで。四日は舞踊、カラオケ、琴演奏などの発表が午前十時から午後三時半まで行われる。