ハンガリー映画「君の涙ドナウに流れ」が六月七日、スガイディノスシネマズ旭川(大雪通五)で上映されます。旭川映画村の第七十六回自主上映です。

映画の舞台は、一九五六年のハンガリー。独裁的な共産主義政権下にあったこの国で、市民たちは自由を求める声をあげた。しかし、彼らにソ連軍が立ちはだかり、多くの血が流れ、革命は敗れた。

その数週間後、運命の女神の悪戯か、メルボルン・オリンピックで、ハンガリー水球チームはソ連チームを打ち破る。オリンピック史に残る「メルボルンの流血戦」――。

一九五六年のハンガリーが経験した、この二つの歴史的事実を背景に、史実を忠実に再現しながらも、自由と愛を願い求める人間の物語として描いた作品です。メガホンを取ったのは、ハンガリーが期待を寄せる若手女性監督、クリスティナ・ゴダ。

上映開始は(1)午前十時半(2)午後一時二十分(3)四時十分(4)七時。前売チケットは大人・大学生千二百円(当日千五百円)、高校生以下千円(当日千二百円)。冨貴堂各店、こども冨貴堂、あさひかわ新聞などで扱っています。問い合わせは旭川映画村(TEL23―3623)へ。