“工作おじさん”こと絵本作家の堀川真さん(45)が絵と構成を手がけ、二〇一〇年旭山動物園グッズコンテスト・製品部門で特別賞を受賞した「旭山動物園立体すごろく」(千三百六十五円)が今月一日、発売された。

 製造販売元は今年で創業五十年を迎える「あさひ印刷」(八ノ二十二)。

 「旭山動物園って山の上にあるじゃないですか。平面のすごろくで以前販売をしていましたが、せっかくだから実際の動物園の様に立体に出来ないかと思い、堀川さんに依頼をしてみたんです」と鍜冶澤直樹社長(51)。社員が一点一点手作業で仕上げる手の込んだ一品だ。

 袋から取り出し、広げると、ほぼ完成した立方体のすごろくなる。別紙のミシン目が入ったサイコロ、コマ、仕掛けのアイテムを切り離し、簡単な組み立てで完成。

 コマを上に進めたり下に降りたり、ペンギンがグルグル回りながら泳いだり、オラウータンが綱渡りをしたりと、旭山動物園の魅力が随所にちりばめられている。仕掛けがあるので、字の読めない年齢でも触って楽しめるのも良いところだ。

 旭山動物園内の「地場産品ショップ」のほか、その他園内ショップでも販売する予定。

 問い合わせは同社(TEL33―3611)へ。