旭川市中学校連盟(会長・中村博司北門中校長)の総会が二十四日、北門中体育館で開かれた。各中学校の生徒会役員、教諭らが出席。冒頭、各学校の生徒会が中心となって集めたリングプル(八百六十㌔)で交換したアルミ製の車椅子一台を旭山動物園に寄贈した。

 空き缶のリングプル回収は、同連盟生活部が窓口となって、十年前から続けている。毎年、総会の前に車椅子の贈呈式が行われ、福祉施設などに寄贈してきたが、昨年は重量が足りずに交換が出来なかった。

 旭山動物園は坂道が多く、足の不自由な人も多く訪れることから、一昨年に続いての寄贈となった。

 贈呈式では中村会長が「リングプル一個は〇・五㌘です。みなさんの小さな行動が大きな実を結びました。これからも地道な活動を続けていきましょう」とあいさつ。

 生活部を代表して明星中生徒会会長の斎藤真子さん(三年)が、坂東元・園長に車椅子を渡した。坂東園長は「利用する方がきっと旭川の中学生の気持ちのこもった車椅子を喜んでくれるでしょう。これからも優しい気持ちを持っていて下さい」とお礼を述べた。

 また、総会の後には「夢と希望あふれる部活動」と題して、クラリネット八重奏全国コンクールに出場した旭商の佐藤淳教諭が講演し、旭商生が演奏を披露した。