市民が集う生涯学習の場として一九八三年(昭和五十八年)に開講した旭川青年大学が今年で二十八年目を迎え、二十三日に市民文化会館大ホールで開かれた講座で、受講者数が延べ四十万人を突破した。四十万人目に受付をした白鳥みよさん(92)には同大学から花束が贈られた。

 毎月様々なジャンルで活躍する講師を招き、新たな知識や情報を学んで自己啓発を目的とする大学で、十代から九十代まで幅広い年齢層が受講している。六月の講師は歌手のペギー葉山さん。「介護生活、そして第三の人生へ」と題し、脳梗塞で倒れた夫の介護と歌手としての仕事の両立をテーマに講演した。

 会場がほぼ満席となる約千五百人が受講。四十万人目の白鳥さんは同大学を受講し通い始めてから二十年にもなる。壇上で花束を手に「大変嬉しい」と笑顔で話した。