三週間の語学研修のため東川町を訪れている韓国水原市の中高生三十人が一日、旭川東高を訪れ、同校の生徒四十人と交流した。韓国側の生徒は第二外国語で日本語を選択している。

 双方の生徒代表が、それぞれ互いの国の言葉で挨拶したほか、少人数のグループに分かれて自己紹介、趣味や学校生活の様子などを話して交流した。

 同校のダンス同好会が歓迎のダンスを踊ったほか、森徳男校長が詩吟を披露した。韓国側もギターの弾き語りなどでお返しをした。カラオケを歌いあっての交流も行った。

 研修生の一人、イ・ジェフンさん(16)は「日本人と話す機会は普段少ないが、今日はこうして集まって交流できて嬉しかったです」と日本語で感想を話した。

 韓国語で挨拶した旭川東高の二年生、垣内ルイさんは「挨拶は一週間ほど練習しました。グループでの会話も少しずつ盛り上がって、温かい雰囲気になって良かったです」と話していた。

 韓国の中学・高校では第二外国語があり、日本語のほか中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語などから選択する。日本語か中国語を履修する生徒が比較的多い。日本語は韓国人にとって発音しやすく、また日本語教師の数も多いことが履修の多さにつながっているという。