家具メーカーのカンディハウス(渡辺直行社長、永山町六)が建設中の新工場で五日、上棟を祝う餅まきが行われた。

 新工場は、地下一階地上二階建ての鉄骨造で、床面積は二千二百八十三平方㍍。木取り部門と成型プレスの工程を増設する。五月に着工し、十月末には稼動する予定だという。

 あいにくの雨となったが、子ども連れなど約二百人が集まった。渡辺社長や長原實会長らが、二階部分から紅白の餅二千個をまいた。

 渡辺社長は「家具業界は大型の設備投資ができない状況が続き、当社としても二十年ぶりの工場建設。久々のことですから、地域のみなさん、特に子どもたちに日本の伝統文化である餅まきを体験してもらいたかった。これからも、地場に根付いて、しっかりものづくりを続けて行こうと思います」と話していた。