印刷のあいわプリント(渡辺辰美社長・三ノ四)が、絵はがき「旭川街角スケッチ」のシリーズ第五弾を発売した。

 同シリーズは、昭和の旭川を生き抜いた建築物をモチーフにした絵はがきセットだ。地元の「スケッチ研究会」のメンバーが絵を担当している。

 今回描かれた建物は、家どん船どん(一ノ十三)、西邸(四ノ三)、旧本間邸(二ノ四)、桧山鉄工所(九ノ十八)、近文駅待合所(近文町二十)など八カ所。

 古美術・古民具の店「家どん船どん」を描いた米沢靖子さんの作品は、ノスタルジックな雰囲気の同店を、明るく軽やかな色使いで、可愛らしく描き上げている。同店代表の中野正一さん(78)は「とても良く描いてもらって、ありがたいと思っています」と感想を話す。

 写真版の絵はがき「あさひかわ しばれる風景」も同時に発売した。会社にストックしていた写真八点を利用した。

 渡辺社長は「しばれる景色を旭川の夏のお土産にしてみようとの発想です。次は秋の風景も発売したい」と話している。

 「旭川街角スケッチ」「しばれる風景」とも八枚セットで六百円。冨貴堂各店、ジュンク堂(一条買物公園)、まちなか交流館(四条買物公園)、高砂酒造売店(宮下十七)で販売している。問い合わせは、あいわプリント(TEL26―2388)へ。