造形作家・荒井善則さんの作品展「水曜の夜どこかで」が旭川デザインギャラリー(宮下通十一)で開かれている。

 版画、立体のインスタレーション(設営芸術)が会場いっぱいに並ぶ。岡山県倉敷市や長野県松代町、ロンドンなどでインスタレーションとして製作・展示された作品を集めた。

 版画作家出身の荒井さんらしく、同じパーツの反復や赤(太陽)、緑(自然)、黄(豊穣)の原色と黒を使い統一した作品が並び、どこか不思議な面白さや癒しを感じることができる。

 荒井さん(63)は「『水曜』というのは週の中間点で、一息ついて『よし、やるぞ』というような曜日です。癒しや元気を表しつつ、『夜、どこかで』というロマンチックなタイトルで、見た人それぞれが想像を膨らませて下さい」と個展のタイトルに込めた思いを語る。

 入場無料。十一月四日(日)まで。問い合せは同ギャラリー(TEL23―3000)まで。