菓子処梅屋(金大器社長)が二十五日、市内四施設の利用者と職員にシュークリームを贈った。

 シュークリームのプレゼントは同社が行う謝恩セールに合わせて三十六年前から続けている。みどり園、わかくさ園、くるみ園、つつじ園が入る愛育センターと、やすらぎ園、希望学園、旭川育児院の四施設に千三百個を贈った。

 愛育センター(西田昭夫所長)では、利用者約八十人と職員五十三人に二百七十個が運び込まれ、プレイルームで金社長から利用者に直接手渡された。

 金社長は「工場の人たちが心を込めて作った出来立てのシュークリームです」と声を掛けた。今年で二十三回目の贈呈を受ける同センターの西田所長は「毎年この日を楽しみにしている利用者がたくさんいるんですよ」と笑顔で感謝した。

 今年、経営が変わった梅屋。金社長は「創業九八年の歴史ある銘菓の思いは、トップが変わろうと引き継いでいくつもりです」と話した。