秋月第一町内会(下田屋三郎会長)の四十五周年を祝う会が十二日、秋月市民会館で行われた。

 同町内会は、一九六二年(昭和三十七年)に発足した秋月町内会が六つに分かれる形で、六七年(昭和四十二年)に創立した。当時の戸数は七十四戸だった。現在は百八十三戸となっている。「秋月」の地名は、第七師団の架橋演習として建設した橋を、秋月(あきづき)小一郎中佐の名にちなんで秋月橋(あきづきばし)と名付けたことに由来している。

 祝う会には約六十人の住民が参加し、功労表彰や懇親会が行われた。初代会長だった池森忠儀さん(故人)に代わって感謝状を受け取った妻のよしいさん(92)は、「ここに嫁に来てから七十一年になります。その頃は一面の畑で、石狩川から宗谷線の線路の間に八軒の農家しかなかったです。うちの向かいも笹ヤブでした。あの頃と今を比べると、様子が変わったなどというものではないですね」と往時を語っていた。