銭湯での「健康入浴教室」が十五日、平和湯(大町二ノ一)でおこなわれた。道の委託を受けた道公衆浴場業生活衛生同業組合の主催で、今年度は旭川浴場組合が担当した。

 午後二時に営業が始まり、三々五々やってきた常連客が二十人ほどになったところで、教室が始まった。同湯を経営する田邉耕介さん(65)が、入浴が健康に及ぼす効果などについて説明。その後、血圧測定や体操をおこない、入浴時の水中運動を図を使って解説した。

 週一回、同湯に入浴に来るという黒澤ヤイさんは八十三歳とは思えないほどの体の柔らかさで、前屈や後屈の体操をこなしていた。「体操は自分流で気が向いた時にしているからでしょう。最近は足が弱りましたが、元気ですよ」と孫のみちるさん(39)とともに測った血圧は正常値の範囲内だった。

 田辺さんは「大学の先生の研究によると、小さな風呂より大きな風呂に入る方が、イオン効果でリラックスできるということです。ぜひ銭湯に足を運んでいただきたい」とPRしていた。