食やイベントを通じて旭川を盛り上げようと八月九日(金)、十日(土)、十一日(日)の三日間、買物公園を中心に「街かつ!in旭川」が開催される。「36GOコン」や「チャリティラーメンラリー」、「ディスコナイト」など、これまでに開催された街おこしイベントの主催者たちが実行委員会を結成して企画した。メインテーマを「買物公園の活性化」に据えて新企画も登場する。

 一番の目玉は市内の焼き鳥店が買物公園に集結し露店を連ねる「焼鳥チャンプロード」。ぎんねこ、鳥忠、いも助、ふとっぱらや、すみどんやなど約二十店が出店する予定。全国展開する居酒屋や焼鳥チェーン店に負けない元気な店を市民に知ってもらいたいという思いが込められている。各店自慢の「いち推しメニュー」(三百円)を用意して、食べ比べることも楽しみの一つだ。「焼鳥に特化したイベントはこれまでになく、出店者たちは大変気合が入っています」と実行委の下舘大輔さん。

 空き店舗が目立つ買物公園を再利用する「フリーストア・トレハンウオーク」は、空き店舗を期間限定のショップとしてオープンする。将来起業したい人、買物公園に店を構えてみたい人たちが出店し、手ごたえを掴もうという企画。「イベントを機に空き店舗が一つでも埋まると何より。起業を目指す人の支えになれると嬉しい」と橋本恵寿実行委員長は話す。

 「いけ麺ラリー」は、市内中心部のラーメン店をはしごする。ハーフラーメン三杯が食べられるチケットは千円(当日千二百円)。天金、いってつ庵ぐう、味特、一蔵、秘蔵など十二店舗が参加する。

 旭川夏まつりでお馴染みの「ディスコナイト」は九日午後六時半からエクス(一条買物公園)で開催。十日午後六時からは「36GOコン」を開催する。男女合計千人がさんろくで出会いを楽しむ恒例のイベントだ。七十年代を代表するアイドル歌手の林寛子、あべ静江、大場久美子らによる「思い出のアルバムコンサート」を十一日午後一時から、旭川トーヨーホテルで開く。

 「買物公園にしばらく足を運んでいない人たち、活気がないなぁと憂う人たち、そういう人たちが買物公園やさんろくを見直すきっかけになってほしい」と橋本委員長は意気込む。

 イベントへの問い合わせは実行委(TEL57―1008)まで。