自分たちで作った米で酒を仕込もうという「農家の酒プロジェクト」の田植えが二日、市内東旭川の請川ファーム(請川幹恭代表)でおこなわれた=写真。

 青空が広がる田植え日和となって、親子連れら約八十人が参加。水田に裸足で入り、手で苗を植えた。

 稲や酒の文化を体で実感し、作る人と消費する人の結びつきを強めたい、というプロジェクト。今年は、吟醸酒「農家の酒」を二千八百本(一・八㍑)造るのが目標だ。

 植えたのは酒造好適米の彗星。昨年の二倍近い九十㌃に作付けし、そのうち四十四㌃を手で植えた。

 請川代表は「春先は寒くて心配したが、後半気温が上がってくれたのでいい苗が育った。秋の稲刈りが楽しみです」と話した。

 お昼には、青空の下で特製のカレーライスと自家製野菜のサラダに舌鼓をうった。