新聞を活用して地元北海道の概要を学ぶ社会科の授業が十一月二十九日、常盤中学校(白髭雅彦校長)で行われた。

 二年生十七人は、まず黄色のビニールテープで集会室の床一面に北海道をかたどった。次に、道内各地について書かれた新聞記事の切り抜きを該当する地方に置いて、地図を完成させた。その後、担当した自治体について調べたことを数人が発表した。

 授業中、教科担当の小林直樹教諭は、北海道をかたどる作業に難儀する生徒たちに「大きな声を出すリーダーが必要です」と指導。一人の男子生徒が脚立に上って「そこ、もう少し手前にして」などと指示を出して作業を進めた。

 授業終了後、小林教諭は生徒をねぎらいながら、「先生が何度か大きな声で指示をしましたが、その役割をあなたたちが出来たら最高でした」と講評していた。