三浦綾子作品の書評合戦「ビブリオバトル」が二十三日(日)午後一時半から、三浦綾子記念文学館(神楽七ノ八見本林)で行われます。市内の大学・高専でつくる旭川ウェルビーイング・コンソーシアムの主催。
大学生、高校生、三浦綾子読書会のメンバーなど七人の参加者が、それぞれ異なる三浦作品を一点ずつ取り上げ、持ち時間五分で作品への思いを発表します。発表の後、参加者全員によるディスカッション(二~三分)を行います。全ての発表が終了した後に、どの本が一番読みたくなったか、参加者全員で投票を行い、最多票を集めた発表者に、三浦綾子記念文学館からアマゾン社のタブレット端末「キンドル」が贈られることになっています。
また「バトル」終了後、森下辰衛さん(三浦綾子記念文学館特別研究員・三浦綾子読書会代表)の講演があります。演題は「読むんじゃない! 出会ってしまうと馬鹿になる―三浦綾子読書への誘い」です。
観覧には同館の入場料(一般五百円)が必要です。問い合わせは同館(℡69―2626)へ。
東川・好蔵寺で森下辰衛さんが講演
東川の好蔵寺(北町八)で三月九日(日)午後一時から、三浦綾子記念文学館特別研究員の森下辰衛さんによる講演が行われます。好蔵寺が様々な分野で活躍する人をゲストに招いて毎年開く「ヒューマン・フォーラム」としての開催です。
当日の演題は「作家・三浦綾子と東川」です。三浦作品「青い棘」の最終章には、東川に立てられている中国人強制連行事件殉難慰霊碑を訪れる場面があります。森下さんが同作を中心にしながら、三浦作品の魅力を幅広く紹介します。
参加費は五百円。問い合わせは好蔵寺(℡82―2655)へ。