小学生が職業体験 あさひかわキッズタウン 市内の小学三、四年生が職業体験を通じて給料を得る仕組みなどを学ぶ「あさひかわキッズタウン」が十一月二十二日、旭川地場産センターで行われた。北海道コカ・コーラボトリングと旭川市の共催。
今回で四回目。約五百五十人の子どもたちが参加した。
働いてお金を稼ぐことの仕組みを体験し理解するのがねらいだ。会場を仮想のまちに見立て、市内の会社や専門学校、消防や警察など二十三のブースが軒を連ねた。希望するブースに並んで順番を待ち、職業を体験すると、疑似貨幣「あさっぴー」が給料としてもらえる。自分で稼いだ給料で軽食や飲み物などを購入することができる。
「給料を得る仕組みを学ぶほか、予約制でなくブース前に並ぶことを通じて、忍耐力、我慢する心を育んでもらうのも、今回のねらいの一つです」と、このイベントを中心になって進めた、鈴木聖平さん(北海道コカ・コーラボトリング旭川販売部旭川市場開発課課長)は説明する。
同社は〇八年(平成二十年)に旭川市と「魅力的なまちづくりに関する基本協定」を結んでいる。鈴木さんは「西川市長からも、子育て支援部を通じてこの事業を続けてほしいという話をいただいています。来年以降も協力して行きたいと思っています」と話していた。