第四十八回小熊秀雄賞の最終選考候補作品に、詩集五点が決まった。二十日、賞を運営する市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が発表した。

 最終選考会は、四月四日午後三時から、旭川市高砂台の旅館「扇松園」で開かれる。

 候補作品は、『藁の服』(横浜市・中島悦子さん、思潮社)、『ルオーのキリストの涙まで』 (東京都世田谷区・渡辺めぐみさん、思潮社)、『なりたい私』(東京都国立市・和田まさ子さん、思潮社)、『原郷創造』(小樽市・原子修さん、共同文化社)、『天気予報』(東京都文京区・中村和恵さん、紫陽社)=順不同=の五作品。

 今回は、全国三十六都道府県、一海外(ケニア)から百十三点(前年は百十八点)の応募があった。対象は、二〇一四年一月から十二月末までの間に刊行された詩集で、応募作品が百点を超すのは三年連続。

 選考委員は、アーサー・ビナードさん(詩人・東京)、石本裕之さん(旭川高専教授・旭川)、堀川真さん(絵本作家・旭川)、佐川亜紀さん(詩人・横浜)の四人。最終選考会は、実行委員会の会員に公開される。

 問い合わせは、市民実行委員会の高田雍介事務局長(℡61―2731)へ。