膨大な税金を注ぎ込んで、巨大な自然破壊をもたらした「大規模林道」が中止されて六年が過ぎました。その後の大規模林道を視察するツアーが七月四日(土)に行われます。大雪と石狩の自然を守る会(寺島一男代表)の主催。

 工事が中止されたアスファルト舗装の林道の管理は、国(旧森林公団)から市町村に移管されました。ほとんどの市町村は、その維持管理費に苦しみ、林道にゲートを設けて閉鎖しています。犯罪的とも言える事業は、国民の目にさらされることなく、道路は静かに崩壊して行くのみです。自然破壊と無駄遣いの責任は誰も取りません。

 こうした国の場当たり的な政策、無意味な税金の使い方を今後いかに食い止めるかを考えるための視察ツアーです。

 午前七時に、道の駅あさひかわ(神楽四ノ六)の「クリスタル通り」側に集合。車に分乗して、滝ノ上・白滝・丸瀬布を結ぶ大規模林道「滝雄―厚和線」に向かいます。

 参加無料。雨天でも決行します。雨具、防虫スプレー、しっかりした靴、昼食や飲み物などの装備は各自考えて用意してください。旭川には午後七時ごろに帰着する予定です。

 参加申し込みは三十日までに、関口さん(TEL090―3892―1538)へ。