囲碁で地域の子どもと交流する「こども囲碁まつり」が二十一日、フィール旭川七階のシニア大学(一ノ八)で開かれた。中央・新旭川まちづくり推進協議会の主催。

 地域の子どもたちとお父さんお母さん、企画に協力する日本棋院旭川支部(富田拓司事務局長)の囲碁愛好家、旭川大学の学生など、約五十人が参加した。

 囲碁愛好家たちは基礎を学ぶクイズを出題。子どもたちは「ウッテガエシ」や「シチョウ」など、基本の手筋を楽しく学び、正解の子どもにはおもちゃなどの景品が贈られた。

 クイズの後は、集まった子どもたちが対局。初めての子どもは小さな九路盤(きゅうろばん)で対局に挑んだ。各席では愛好家が指導や審判を行ない、子どもたちに「じっくり考えて」、「どこのスミを打つか、考えたらまだまだ勝てるよ」などと優しく指導した。

 また、日本棋院旭川支部の運営する旭川囲碁サロン(四ノ七)の教室に通う子どもたちも対局。子どもならではの自由な発想で手筋を進め、真剣な表情で対局に臨んでいた。

 来場した吉本一惺(いっせい)くん(10)は、「おじいちゃんとおばあちゃんが好きだったので、囲碁を始めました。今日もみんなと楽しく対局できました」と笑顔だった。

 対局の結果は次の通り。

 ▽こども囲碁まつり(初心者) ①平真優香②谷脇笙太③林泰絆③梅村鍬▽少年少女囲碁大会(初級者~有段者) ①福嶋琢磨②高橋巧③谷脇陸斗③梅村壇