第七回「雪の降る街を 旭川冬の写真コンクール」で、市内在住の福本英之さん(72)が撮影した「赤い実と白い館」が金賞を受賞した。

 十二月の冷え込んだ日、夜明け前に彫刻美術館(春光五ノ七)とナナカマドを写した。福本さんは「四年ほど前からフラッシュを使って雪を丸く撮る練習をしていました。雪は気温が低くないと丸く写りません。何百枚か撮った中の数枚、丸く写っていました」と話す。

 同コンクールでは今回、初めて賞金が設けられた。金賞には三万円が贈られる。福本さんは「家族で分けようと思っています」と話していた。

 今回は二百七人から四百五十二作品の応募があった。金賞以外の受賞作は次のとおり。

 ▽銀賞 品田裕樹▽銅賞 辻義照▽特別賞(旭川市長賞) 山本義則▽ジュニア賞 遠藤叶夢(15)▽入賞 池田政人、樋口小夜子、嵯峨学、葛西知子、池永靖子、今石和紀、能登喬也、草島直子、丹野律子