北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌)が四月二十日、北海道日本ハムファイターズと協働で運用する「ファイターズ基金応援自動販売機」の旭川一号機を、旭川スタルヒン球場(花咲町三)に設置した。

 販売機の売上の一部を「ファイターズ基金」に寄付することで、道内の野球振興や、インクルージョンボール事業による障がい者就労支援など、北海道日本ハムファイターズが取り組むSC(スポーツコミュニティ)活動をサポートする。

 インクルージョンボール事業は、糸がほつれるなどして使えずにいる硬式野球ボールを道内高校の野球部などから回収し、障がい者就労支援施設で補修して再利用する取り組み。道野球協議会が二〇一九年、「障がい者の就労支援」と「ボールのリサイクル」の両立を目指して始めた。

 同社道北営業部旭川営業課の瀨川暁・チームリーダーは「就労支援施設での安定した仕事が生まれるのと同時に、リサイクルボールで高校球児らが充実した練習ができる、という良い循環ができたら良いですね」と話す。

 市内ではスタルヒン球場のほか、P・SPO(ピースポ)24旭川店(宮下通十四)などに計三台が設置されている。(東寛樹)