東神楽町で障がい者の就労支援事業などを行うNPO法人まこと(瀧野京子理事長、北二ノ西三)の「ケンセイシャレバレッジ」の利用者らが七日、敷地内にあるプレハブ小屋の壁に絵を描いた。

 この小屋は先月、事業所の利用者らの休憩所として新たに設置された。同法人の統括部長・松村優子さん(42)がある時、事業所を訪れた同町の障がい者就労支援事業所「ゆい・ゆい本舗」(野々村雅人理事長)のメンバーで、みつばちタクシーの車体に絵を描いた青山雄一さんに「一緒に小屋に絵を描いてほしい」と打診。野々村理事長(51)にも話を持ちかけると「面白そう」となり、一緒に取り組むことになったという。

 当日は、両事業所の利用者や職員に加え、野々村さんと親交が深いイラストレーターの小川けんいちさんも参加して、小屋の壁に思い思いの絵を描いた。緻密な列車の絵を描いた本田剛彬さ

ん(25)は「乗り物が大好きなので、いつも乗っている列車を描いた。楽しかった」と笑顔で話した。
 松村さんは「私のちょっとしたひと言が、みなさんの協力のおかげで、こんなに楽しい企画になって嬉しい。今後もいろいろな形で地域を巻き込んで、東神楽町を盛り上げていきたいですね」と期待を込めた。(東寛樹)