総合建設業の菅原組(菅原吉孝社長、本社・市内一ノ十)が七月三十一日、市動物愛護センター「あにまある」(七ノ十)の花壇の整備をボランティアで行った。

 同社が創業百周年を迎えた二〇一六年、記念事業として同センター前の掲示板や看板の設置、花壇の整備などを実施したのが始まりで、今回が三回目。

 菅原康晴会長は「当社はこれまで、市内の動物病院の新築や改修の工事をいくつも請け負ってきました。動物愛護において重要な役割を担うセンターの環境を整備することで、動物の殺処分がない社会の実現にもつながっていけば」と話す。

 作業は、一年草などの枯れた草花の抜き取りのほか、センター前の歩道の清掃、建物周辺の草刈りなどを同社の社員が手分けして行った。

 また昨年に続き、いずみガーデン(和泉裕則社長、東旭川町下兵村)に協力を依頼して、新たな花壇をセンター右手につくった。もともと雑草が覆い茂っていた場所を一度おこした後、人工芝と花壇の部分にゾーニング。軟石で仕切られた花壇には、アナベルやサルビアなど十二種類ほどの花とヤマボウシの苗が植えられた。

 菅原社長は「今回の整備で、また大分イメージが変わると思います。建物までのアプローチが美しくなれば、ここを訪れる人たちの気持ちも良くなるはず。今後も活動を継続していきたい」と話した。(東寛樹)