北海道LP(エルピー)ガス協会上川支部旭川分会(佐原博雄分会長)は十五日、市の長寿社会生きがい基金に十万円を寄付した。寄付は二〇〇五年から毎年続けられている。

 同分会加盟店は市内各戸のLPガスに付けられているメーターを十年ごとに交換し、交換後の旧メーターを業者に三十円で引き取ってもらう。それを貯めて寄付に当てているという。

 今津市長は「毎年、寄付をいただきありがとうございます。高齢者のために使わさせて頂きます」と感謝の言葉を述べた。

 懇談の中で、佐原分会長は「大きな災害があると、都市ガスや電気などは復旧に時間がかかります。そんな時、LPガスは非常に有効なエネルギー源になります。炊飯はもちろん、暖房や発電などにも使用できます。避難所などで大いに活用して頂きたい」とLPガスをPRした。

 加盟業者は都市ガスの普及で一九七一年には百六十七社だったが、現在は五十六社と三分の一まで減ったという。佐原分会長は「少額ですが、これからも寄付を続けていきたい」と話した。(佐久間和久)