第十回「雪の降る街を 旭川冬の写真コンクール」で、市内在住の阿部三重子さんが撮影した「吹雪の夜」が金賞を受賞した。

 昨年十二月の吹雪の夜、七条緑道の野外彫刻「開拓のイメージ」を中心に、激しく降る雪や行き交う人などの様子を写した作品。阿部さんは「旭川の冬の寒さや雪というのは当たり前なので、それを暖かいイメージで表現したいと考え、イルミネーションの光を利用して撮影しました。何度も足を運んだ甲斐もあり、イメージ通りの写真が撮れました。このように評価されて嬉しいです」と受賞を喜んだ。

 三百八人から六百二十一作品の応募があった。金賞以外の受賞作は次のとおり。

 ▽銀賞 藤井巧太▽銅賞 笠原幸三▽特別賞(旭川市長賞) 白井暢明▽ジュニア賞 西原新陽▽旭川プロバスクラブ賞 山本義則▽入賞 池田政人、目黒有季哉、鈴木崇吾、関野博之、土橋平哉、草島直子、盆子原昌教、柴田克司(敬称略)

 表彰式は五日(土)午後二時から、木楽輪(神楽三ノ六)で行われる。受賞者に賞品が受け渡されるほか、受賞作品以外の応募作品の展示を予定。当日来場した応募者には後日、自身の写真が加工されたストラップがプレゼントされる。

 また同日、約一年間巡回展示されていた第九回の受賞作品の写真パネルが、各受賞者に贈られる。事務局は「受け取りを希望する受賞者は会場にお越し下さい」と呼びかけている。(東寛樹)